Residence | 16.09
小須戸三条線を万代に向かい進んでいくと、沿線添いから一段下がったところに「外で繋がる二世帯住宅」はある。
この建物は両世帯の居住スペースをバルコニーとルーフテラスで繋げた二世帯住宅である。
建物の真ん中に穴をあけたようなバルコニーは心地よい風の通り道となり、学校帰りの子供たちの遊び場や両世帯が集う生活空間となる。 バルコニーの上部分には若夫婦のLDKを配置しており、LDKから続くルーフテラスとバルコニーは外部階段で行き来ができる。
ルーフテラスは北東方向に開けた空間になっており、新潟を象徴するような建物を遠方に眺めることができ、季節ごとに「りゅーとぴあ」の屋上庭園の変化を感じられ、夏には新潟花火を家族で眺めることもできる。
家族の交流を室内で繋げるのではなく、バルコニーやルーフテラスで繋げる。
程よい距離感を保ちつつ家族の時間を大切にする住宅である。