Residence | 23.05
敷地は、小学校や保育園が隣接する新しい分譲地内。
2区画分の広さを活かしたのびやかな建物形状を目指した。
ファサードは水平ラインを強調し、安定感のある佇まいである。 低く深い軒がテラスと玄関アプローチまで伸び、住み手や来訪者を寛容に受け入れる。
リビングとデッキテラスを連続した屋根で覆い、内部空間に広がりと包み込まれるような安心感を与える。開口部は周りの景色に対して視線を絞りつつ、広がりを持たせるという2軸で展開させた。広がりを感じながら日射を遮り、心地よい春の風を受け流す心地の良い空間になった。
穏やかな土地とのびやかな大屋根に相応しい、力強さと静寂をもつ住宅となった。