Residence | 22.03
「木立の家」
建築家自身が手掛けた自邸は、農業を営む実家の一角に建つ。
唐松の外壁と深く持ち出した軒は、母屋との調和を生んでいる。植物に囲まれた生活がしたい想いで、前庭・坪庭・中庭の3つの庭をつくった。年月を経て雑木の庭を、形成していく。幼少期から自然と共に育ってきた建築家はその様を、子ども達にも経験させてあげたいという。
悠然と流れる阿賀野川の傍らで静かに佇む木立の家。そこは木漏れ日と四季の移ろいを感じながら “生長”していく場所となり、家族とともに時間を積みあげていく。