Residence | 12.06
CONCEPT : 新潟市の下古町、袋小路の突き当りにある35坪ほどの敷地。
周囲を家々に囲まれた立地において、たっぷりの採光と、しっかりとしたプライバ
シーの確保が求められた。
密集市街地に建つ典型的な都市型住居であるが、特徴として、建物を縦断する大き
な吹抜けを挟んだ左右の居室が、
スキップ状に連続していく構成とした。
この大きな吹抜けの上部に設けられた天窓からは、終日陽射しが差し込み、密集し
た屋込みにおいても建物の隅々まで光が行き届く。
また、上部からの採光とすることで、周囲からの視線も気にならないよう配慮し
た。
人の生活と、陽射しや通風が吹抜け空間で交錯する。都市の中において、常に環境
を感じながら暮らせる住まいの提案である。