船戸山の家

昔ながらの路地に位置する多世帯住宅の建て替え計画です。
幅員が狭い全面道路に対して建物のヴォリュームを大きくしすぎないように設計GLを抑え基礎の高さも低めに設定し、軒を出すことで建物と地面の距離感をなるべく近くなるようにしています。

建物はほとんどの機能を一階に配置しており二階は子供世帯の寝室のみで構成しています。そのため平屋に小さい家型のヴォリュームが乗っかている外観となりました。2階のヴォリュームのサイズ感と屋根の勾配は微調整をしながら整えました。

内部はレベル差のないタイル敷きの玄関ホワイエ、ダイニング、リビングと続く一間のようなプランです。天井高さを変えることで抑揚のある落ち着いた空間に設えました。打合せの中で決まったテーマカラー「青」をポイントで使っており外観とはガラッと変わった遊び心のある雰囲気も見どころです。

二階建て
敷地面積：約59坪
延床面積：約40坪