地域の住宅、三条市と燕市の物件特集。

三条、燕の物件

加茂市Nm_houseの外観

家族とコート

Wd2_house

三条市/2012年4月竣工

ご実家の敷地の一画に計画されたのは、三世代5人の家族が暮らす住宅。力強く堂々とそこに建つこの住宅は、外部に対してどこか閉じているような第一印象を受ける。毎年1mもの積雪を観測するこの地域では大量の雪から家族を守るために必要な工夫であった。また、採光条件がいいと言われる南側は交通量の多い道路に面しているため、プライバシー等の観点から、素直に南面に窓を設けたくなったためである。

藤崎さんキャプションをください。

しかし、室内へと一歩足を踏み入れると、そこには外観からは想像できないほど明るい空間が広がっていた。この光の元は、ポリカーボネートの屋根がかかったあらゆる天候に対応できる南向きの中庭(コート)であった。LDKや各個室はこのコートを囲うように配置されているため、そこからの光が柔らかく室内へと入ってくる。表から見える開口は最小限に、コートに向けた開口は大きくといったように、採光を得ているのである。この住宅は窓ではなく、屋根を介して外と繋がっていた。

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晴れでも、雨でも、雪でも、関係なく外と繋がることのできるコートは、アクティブなご家族にとって大切な拠り所になった。そして“守っているけど、開いている”一見相反する事柄が、この家では実現された。

地域:新潟県三条市 竣工:2012年4月
敷地面積:165.57㎡ 延床面積:109.47㎡ 構造:木造2階建

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加茂市Nm_houseの外観

川との共生

川辺の家

燕市/2017年2月竣工

“川辺の家”は名の通り、敷地の裏を流れる中ノ口川の土手沿いに計画された住宅である。対岸の土手には樹木に覆われた緑地帯を、その奥には弥彦山を望むことができる。主要道路が近隣を走っていながら、その喧騒を感じさせないほど豊かな環境が広がっていた。

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外観は一見すると平屋建てのようであるが、実際は土手に飲み込まれているような地階が存在する、2階建て住宅である。1階のリビングは、川のある北西に大きな窓を設け、外の景色を生活空間に取り込んだ。リビングの床を延長したようなテラスは、そのまま川へと繋がっているようである。地階に降りるために階段エリアへと足を進めると、そこには太陽の光が射し込み明るく、開放的な印象を受ける。

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リビングは景色を取り込むため、階段エリアは光を取り込むため、とそれぞれの窓に役割を与えた。階段を降り、地階にたどり着くとさらに水面に近付いた。地階はラウンジや和室などの使い方を選ばないスペースとなっている。各スペースは川に向けて窓が設けられており、川の流れを感じながら、それぞれの思うままに自由な時間を過ごすことができる。

日ごと、季節ごとに表情を変える中ノ口川の姿を間近で感じ、川と共存する暮らしが実現した。

地域:新潟県燕市 竣工:2017年2月
敷地面積:261.37㎡ 延床面積:212.19㎡ 構造:木造+壁式鉄筋コンクリート造

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