HOUSE

川辺の家

01
01
中之口川を添うように「川辺の家」があります。遠景には弥彦山を望め、対岸には樹木に覆われた緑地が辺りの家を隠すように川沿いに広がっています。主要道路が近隣を走りながらも、騒音を感じさせないほどに景観が広がっています。
対岸との間を横たわるかのように流れる川は、毎日穏やかに静かに流れているわけではありません。時には季節風とともに流れに逆らい、荒々しく波立たせ、時には雨が水面を叩くように大きな音を立てます。まるで生き物のように季節や気候で姿形を自由に変えていきます。ただその存在はとても大きく、川辺の植物や生物が豊かに育つのは、長い歳月、街を見守るようにずっと流れ続けているからだと思われます。
川に向かって落ちていく敷地に対し、建物を飲み込ませることで生活空間と水面の距離を近づけました。窓を開けると風が室内へ滑り込むように入り込み、反射した光は時間とともにゆらゆらと壁に映し出されます。川と共存する暮らしは、自然の変化とともに人の心も揺れ動かすでしょう。
竣工 2017.02
所在地 燕市
用途 住宅
構造 木造 一部RC
敷地面積 261.37㎡
延床面積 212.19㎡
  • 住宅
  • プレミアム
  • 燕市