Open House オープンハウス

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三角州の家

新潟市 江南区砂岡
8/25(土)-9/3(月)

ふたつの人の流れにとり残された三角州。直角三角形の形状をした敷地は、住宅地・商業地・工業地といった性格の異なる3つの地域のはざまにあり、その性格はどこにも属さない。この属性のない敷地に力強く応えるため、敷地形状にあわせて建築の軸をふり、3つのボリュームに分割した特異な形状とすることで、人目を惹くようなサイン性をもたせることとした。 そのいっぽうで、色味を統一した静的な外観とし、景観に配慮した。内部空間を幹線道路の喧騒からリセットするため、窓は高い位置に設けた。2階の大きなピクチャーウインドウからは前面の緑地帯の柳並木がみえ、ここに住むことで得られる味わいがある。玄関ホールの吹抜けには屋外の踊り場テラスと接続したL型階段を設け、その中間階の存在が上下階の連続性を増幅させる。個室を最小限の大きさ・仕様に留めるかわりに、共有空間を豊かにすることで、めりはりのある空間構成・コストバランスを実現した。この建築が、街を味付ける、つよい粒となるように。
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2階LDKの大きなピクチャーウインドウからは柳並木が見える

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L型階段の踊り場から屋外テラスにアクセスできる

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Open House

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寺尾の断層住宅

新潟市 西区 寺尾
8/19(日)まで延長致しました

道程の長い建築体験だった。
片側1車線の幹線道路をはずれ、JR越後線が走る丘に向かって歩き出す。しばらくすると、絶壁の上でその住宅が顔をのぞかせる。見えるということは、同時にあちらからもこの辺りが見渡せるということだ。けれどあの場所へはそう安々とはたどりつけない。少々遠回りが必要なのだ。
いったん姿を消したその住宅は、いわゆる旗竿敷地であるためか、すぐそこまで来ているのに敷地に足を踏み入れてもまだ見えない。行く手には秘密基地のようなコンクリートのガレージがあるだけだ。隣家の擁壁と竹藪に挟まれた細いアプローチを進み、ガレージの手前で再会したその住宅は、まるで砂に埋もれたような様態をしていた。背後には松竹林をひかえ、砂の地形にならうように高さの異なるふたつの屋根が手前と奥とにかけられている。ここからさらにコンクリートの階段を十一段、鉄の階段を十段のぼり、ようやく玄関にたどり着いた。
これを2階建てと呼ぶべきかどうかは悩ましい、なぜなら上階と下階が平面的にほとんど重なっていないためである。上階と下階は分断されず、個室と呼べるものがありながら、共有空間とは簡易的な間仕切りで隔てられているのみだ。もともと平屋のワンルーム空間であったものが、ふたつに大きくずれたような住宅。これを『断層住宅』と呼んでみることにしよう。
低いほうの屋根にはウッドデッキが敷かれ、上にあがることができた。ひらかれた視界の下のほうに自分がさっきまで居た街があり、そのずっと先まで越後平野が、さらに向こうには越後山脈が広がっていた。
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1階の屋根にはウッドデッキが敷かれ
2階のLDKからアクセスすることができる

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2階のLDKからは西区の街並みや
越後平野を望める

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