2人から3人プラス1匹へ

「とと」と呼ばれるようになってから2年。学生時代に調理の勉強をしていた、お父さんは、ごはんはあまり作らないと言いながらも、さすがの包丁さばきで豚汁を作る。
「かか」は、娘の「はっちゃん」が生まれてから全てを記録したいとの思いで、予防注射にまでカメラを持参し、日々成長の記録を増やしているお母さん。
夫婦がこの家での生活を始めたころ、ご飯のおねだりに来ていた野良ネコ「おにゃん」を家族として迎い入れ、その後、「はっちゃん」が生まれた。
2歳になった「はっちゃん」は、おままごとでお母さん役をしたり、「かか」のお手伝いで、一緒にごはん作りをして元気に過ごしている。 ひとり静かに遊んでいるときは、大抵、イケナイ事をしていると、少し困りながら話す「かか」は、出来る事が増えていく娘の成長に驚き、嬉しくて、またカメラを向けている。
バイクが好きな「とと」は、「はっちゃん」が生まれてから、1年に4回位しか乗れてないと、残念そうに話しながらも、休日に娘と遊ぶことが増えた趣味になった。

小千谷の土地柄、雪が降り積もると、屋根の雪下ろし作業は欠かせない。雪の多い年には、下ろした雪が2階の床の高さになったこともあった。
家族で「おにゃんぽ」と称し、家族の仲間入りをした頃よりまるくなった「おにゃん」と一緒に、お散歩をしながら雪解けを楽しみに待っている。
家族が2人の時から、夏は地元のお祭りにお神輿を担ぎ、秋にはタイ旅行を楽しんできた。 はっちゃんが生まれてからは家族そろってのタイ旅行へ。食べ物の好き嫌いが多めの「はっちゃん」の為に、タイに行きながらも日本食のラーメン旅行と なってしまった思い出を持ち帰ることになったそう。娘が生まれてからの生活は、何もかも変わったけれど、2人の時から続けてきた事は、3人プラス1匹になった今でも続いていく。