倉庫リノベーション

倉庫オフィス

社屋移転のご挨拶

平素は格別のお引き立てを賜り誠にありがたく厚く御礼申し上げます

このたび株式会社cubedesignは 創業から10周年を迎え 本社社屋を新潟市中央区上近江1-1-14へ移転いたしました
新潟市の目抜き通りに面した築40年以上が経過した倉庫は このたびのリノベーションでとても魅力的なオフィスに蘇りました

ここだけにしかないオフィスで これまでよりもクオリティの高いデザインを生み出し 創業当時から変わらぬ理念 <デザインで感動をつくる> を さらに広く敷衍できるよう 従業員一同さらなる努力をする所存です

今後とも皆様のご支援ご指導を賜りますよう 伏してお願い申し上げます

株式会社 cube design 代表取締役 弦巻大輔


― Epilogue3 ―

リノベーション前

長年人との関わりを持たずにきたその建物は、
商業施設やマンションが幹線道路を取り囲むように建ち並び、
街が変化していく様を幾度となく見てきたであろう。
まるでその姿は長老のような装いの反面、力強い意志にもみた迫力が感じられる。
鉄扉の擦れ合う音や重さを感じながらあけると
鉄骨の構造体がリズム良く建ち大空間が現れ、
床には経年変化でひびの入ったコンクリートが広がっていた。

職人さん

リノベーションというのは本来
用途や機能を変更して性能を向上させたり付加価値を与えることである。

その建物に事務所機能を持たせ、
新しい用途を足していくことだけでなく、
建物が本来持っている構造の力強さや美しさといった骨格をそのままにし
新しい素材と繋ぎ補うことで
その建物が本来持っていた意志や躍動感を取り戻した。
温故知新という言葉があるように
時を重ねた建物から新しいデザインを提唱できる場所となった。

社屋 倉庫

キューブデザインとして
新しい物が全て良いというわけでなく、
長い期間、記憶の器となってきた建物の
特性を読み解きながら、新しい息吹を吹き込み
長年人との関わりを持たずにきたその建物は
再度、人との関係性を改めて築くことができた。